着物や帯にも洋装と同じようにTPOがあり、結婚式に招待された時には、それにふさわしい着物と帯を着て行かなければいけません。
また、帯結びにも、結婚式にふさわしいものとそうでないものがあります。
訪問着で結婚式に出る場合には、どんな帯を選んだらいいのかと、お勧めの帯結びについてまとめました。
目次
結婚式で訪問着を着る時に、ふさわしいのはどんな帯?
訪問着で結婚式に出る場合には、合わせる帯は、次の2つの点に注意して選びます。
訪問着に合わせる基本の帯は?
訪問着は正装ですので、同じく正装に使われる袋帯を合わせます。
袋帯は、長さが420~440cm程度ある二重太鼓が結べる帯で、お目出度い模様を使った豪華なものが多くみられます。
着物と帯は格が合っていることが大切ですので、格の合わない名古屋帯などを合わせてはいけません。
結婚式にふさわしい帯は?
袋帯には2種類あって、結婚式などに使える袋帯と、お出かけの時に気軽に締められるしゃれ袋帯があります。
結婚式には、昔からあるお目出度い模様を使い、金糸や銀糸の入った豪華で華やかな袋帯を合わせます。
現代的な模様が使われているしゃれ袋帯は、パーティーなどの式典以外の場所に向いています。
訪問着で結婚式に出席する時にふさわしい、お勧めの帯結び3種
次の3つの帯結びは、結婚式にふさわしく、椅子にもたれても帯がつぶれないので、長い時間座っている披露宴にもお勧めの帯結びです。
二重太鼓
袋帯の最もポピュラーな帯結びで、あらゆる年齢の人に向きますが、特に年配者は、変わり結びよりも落ち着いて見える二重太鼓がお勧めです。
お太鼓の大きさは、身長とのバランスをとって、低い人は小さく、高い人は大きめに作りますが、訪問着の場合には普段よりやや大きめを心掛けましょう。
扇太鼓
たれ先で扇を作り、お太鼓の山から覗かせるようにした帯結びで、若い人から40代くらいまでの人まで、幅広い年齢の人に向きます。
扇は縁起ものですので結婚式にふさわしく、扇の大きさや出す位置で個性が出せるので、年齢や好みに合わせやすいのでお勧めです。
ふくら雀
振袖にも結べる帯結びで、未婚の女性が訪問着を着る時や、20代の既婚女性にお勧めです。
お太鼓の山にのしを作って、その両脇からひだをとった帯を羽根のように出す帯結びで、名前のとおりの可愛らしい形になります。
訪問着と帯の組み合わせ方と結婚式にお勧めの帯結び3種のまとめ
訪問着に合わせる基本の帯は?
・訪問着は正装なので、同じく正装や礼装に使われる袋帯を合わせ、格の合わない名古屋帯などを合わせてはいけない。
・袋帯とは、お目出度い模様を使った豪華なもので、長さが420~440cm程度あって、二重太鼓が結べる帯のこと。
結婚式にふさわしい帯は?
・袋帯には2種類あって、結婚式などに使える袋帯と、お出かけの時に気軽に締められるしゃれ袋帯がある。
・結婚式には、昔からあるお目出度い模様を使い、金糸や銀糸の入った豪華で華やかな袋帯を合わせ、しゃれ袋帯は使わない。
結婚式にお勧めの帯結び3種
二重太鼓
・袋帯の最もポピュラーな帯結びで、あらゆる年齢の人に向くが、特に年配者は、変わり結びよりも落ち着いて見える二重太鼓がお勧め。
扇太鼓
・たれ先で扇を作り、お太鼓の山から覗かせるようにした帯結びで、若い人から40代くらいまでの人まで、幅広い年齢の人に向く。
ふくら雀
・お太鼓にのしを作って両側から羽根を出す帯結びで、未婚の女性が訪問着を着る時や、20代の既婚女性にお勧め。