長襦袢には、昔から使われている天然素材の他に、化学繊維で作られたものがあります。
化繊で広く出回っているのはポリエステルですが、安価で手に取りやすい反面、着心地が心配という人もいるようです。
長襦袢の素材の違いと、ポリエステルの長襦袢のメリットデメリット、お勧めできる用途についてまとめました。
目次
長襦袢の主な素材と、ポリエステルの長襦袢のメリットとは
長襦袢に使われる主な素材と、一般的に安価で売られているポリエステルの長襦袢のメリットについてまとめました。
長襦袢の素材
長襦袢には、正絹や麻などの昔からある天然素材で作られたものと、ポリエステルなどの化学繊維で作られたものがあります。
化繊の長襦袢は、仕立て上がりの状態で売られている安価なものと、正絹と同じように反物から仕立てる少し上等なものとがあります。
それぞれにメリットデメリットがあり、好みや用途に合わせて使い分けるのが一般的です。
ポリエステルのメリット
ポリエステルは仕立て上がりですぐに着られるものが多く、何と言っても、価格が手ごろなのが一番の魅力です。
家庭の洗濯機で洗うことができ、シワにもなりにくく、手入れが簡単なことも良い点です。
生地に張りがあるので初心者にも着付けやすく、着付け教室に通う時の練習用や、小紋などの普段着に合わせる人が多いようです。
ポリエステルの長襦袢の着心地とデメリット、こんな人にお勧め
ポリエステルの長襦袢の着心地とデメリット、お勧めできる用途や好みは次のようになります。
ポリエステルの着心地
ポリエステルでできた長襦袢は張りがあるので、張りがあって着やすいと感じる人と、ゴワゴワして着心地が悪いと感じる人がいるようです。
また、ポリエステルの長襦袢は軽いので、重い正絹などに比べると楽に着られます。
デメリットは?
ポリエステルは、天然繊維に比べると通気性が悪いので、暑い季節にはあまり向きません。
また、静電気が起きやすいので、合わせて着る裾除けや着物の素材によっては、動きにくいことがあります。
こんな人にお勧め
着付けの練習や、小紋のような普段着の着物を頻繁に着る人で、長襦袢の手入れを楽にしたい人にお勧めです。
また、重い長襦袢が苦手だったり、張りのある生地がお好みの人にも向いています。
長襦袢の素材、ポリエステルの着心地とメリットデメリットまとめ
長襦袢の素材
・長襦袢には、正絹や麻などの天然素材で作られたものと、ポリエステルなどの化学繊維で作られたものがある。
・化繊の長襦袢は、仕立て上がりの状態で売られている安価なものと、正絹と同じように反物から仕立てる少し上等なものとがある。
ポリエステルのメリット
・仕立て上がりですぐに着られるものが多く、価格が手ごろ。
・家庭の洗濯機で洗うことができ、シワにもなりにくく、手入れが簡単。
・生地に張りがあるので初心者にも着付けやすく、着付け教室に通う時の練習用にも向く。
ポリエステルの着心地とデメリット
・ポリエステルでできた長襦袢は張りがあるので、張りがあって着やすいと感じる人と、ゴワゴワして着心地が悪いと感じる人がいる。
・ポリエステルの長襦袢は軽いので、重い正絹などに比べると楽に着られる。
・天然繊維に比べると通気性が悪いので、暑い季節にはあまり向かず、天然繊維に比べると静電気が起きやすいのがデメリット。
こんな人にお勧め
・着付けの練習や、小紋のような普段着の着物を頻繁に着る人で、長襦袢の手入れを楽にしたい人。
・重い長襦袢が苦手だったり、張りのある生地がお好みの人。