黒留袖には草履の色にも決まりがある?年齢別のお勧めの色は?

黒留袖は、既婚の女性が着る第一礼装ですので、草履も着物の格にあったもを合わせます。

礼装用として、草履とバッグがお揃いになっているものが多く売られていますが、黒留袖にはどんな色や柄がいいのでしょうか。

黒留袖にはどんな草履を合わせたらいいのかと年齢別のお勧めの草履の色についてまとめました。

黒留袖を着た時にはどんな草履がいい?基本的な選び方とは

黒留袖を着た時にふさわしい草履の選び方には、草履の色や高さなどに、次の条件があげられます。

黒留袖のような礼装の着物を着た時には、草履は踵の高いものを合わせます。

高さはだいたい5～7センチくらいのもので、台が2、3枚重ねてあるものが一般的です。

台は本革やエナメルでできたものが多く、鼻緒には、正絹やつづれ錦などのバッグと同じ素材を使ったものが多いです。

黒留袖は、裾の模様が華やかですし、帯も金銀の華やかなものを締めますので、草履の色も金や銀が一般的です。

他にも、パールがかった白の台に、つづれ織りや金銀の刺繍をした正絹の鼻緒を使ったものもあります。

履いた時に目立つのは鼻緒ですので、鼻緒の色や柄で草履を選ぶのがお勧めです。

では、年齢別には、どんな草履の色が合うのでしょうか。

若い世代でしたら、草履の色は、金が主体の華やかなものがお勧めです。

白をベースに華やかな刺繍が入った正絹の鼻緒の草履も若々しい印象でお勧めです。

草履の台が白っぽいパールのものにすると、鼻緒を替えれば訪問着などにも使えて経済的です。

40代～50代には、華やかにしたいならば金、控え目にしたいなら銀がいいでしょう。

新郎新婦の母として黒留袖を着る場合で、あまり派手にしたくないのならば、落ち着いた柄の鼻緒を選びます。

鼻緒の色が白や銀のベースで、金か銀のどちらかの一色で刺繍が入っているようなものがお勧めです。

この世代は、新郎新婦の祖母の世代になりますので、草履の色は銀がお勧めです。

鼻緒が華やかなものより、銀の刺繍や柄が入った、全体的に同色でまとめたトーンのものが落ち着いて見えます。

黒留袖用の草履とは

・踵の高さがだいたい5～7センチくらいのもので、台が2、3枚重ねてある草履が一般的。

・台は本革やエナメルでできたものが多く、鼻緒には、正絹やつづれ錦などのバッグと同じ素材を使ったものが多い。

黒留袖用の草履の色

・黒留袖は裾の模様が華やかで、帯も金銀の華やかなものを締めるので、草履の色も金や銀が一般的。

・つづれ織りや金銀の刺繍をした正絹の鼻緒もあり、履いた時に目立つのは鼻緒なので、鼻緒の色や柄で草履を選ぶのがお勧め。

20代～30代くらいにお勧めの草履の色

・草履の色は、金が主体の華やかなものが良く、白をベースに華やかな刺繍が入った正絹の鼻緒の草履も若々しい印象でお勧め。

・草履の台が白っぽいパールのものにすると、鼻緒を替えれば訪問着などにも使えて経済的。

40代～50代くらいにお勧めの草履の色

・華やかにしたいならば金、控え目にしたいなら銀がお勧め。新郎新婦の母で派手にしたくないのならば、落ち着いた柄の鼻緒を選ぶ。

・新郎新婦の母で派手にしたくないのならば、鼻緒の色が白や銀のベースで、金か銀のどちらかの一色で刺繍が入っているようなものがお勧め。

60代以上にお勧めの草履の色

・草履の色は銀がお勧めで、鼻緒に銀の刺繍や柄が入った、全体的に同色でまとめたトーンのものが落ち着いて見える。