着物が好きな人のなかには、アンティークの着物が好きだったり、興味を持っている人がたくさんいます。
しかし、アンティーク着物は古着ですので、購入する時には、いくつか注意しなければならないことがあります。
アンティーク着物とはどんな着物のことをいうのかやその特徴、購入する時の注意点についてまとめました。
目次
アンティーク着物とはどんな着物のことをいうの?その特徴とは
そもそも、アンティーク着物のとはどんな着物のことをいい、どんな特徴があるのでしょうか。
アンティーク着物とは
アンティーク着物に、はっきりとした定義が決まっているわけではありませんが、一般的には、明治時代から昭和初期の頃の着物のことを指します。
実際に昔の人が着ていた、いわば古着ですが、今の時代にはない模様やセンスがあって人気です。
アンティーク着物の特徴
アンティーク着物は、今の着物には無い模様や大胆な色使いに特徴があり、個性的な着物が着たい人に人気があります。
昭和初期の頃までは、日常的に着物を着て過ごす人がまだまだたくさんいて、普段着としての着物を楽しむような、お洒落なものが多く残っています。
また、アンティーク着物の袖丈は色々な長さがあり、特に若い人の着物は今より袖丈が長い物が多いです。
アンティーク着物を購入する時に注意したいチェックポイントは?
アンティーク着物を購入する時には、汚れやサイズなどをきちんとチェックして選ばないと、せっかく買ったのに着られないことがあるので注意します。
汚れや傷み、サイズが合うかはを見極めるチェックポイントは、次のようになります。
汚れや傷み
汚れは着物全体を見て、シミやカビ、色焼けがないか確認します。
汚れなどがあっても、下前など、着た時に目立たない場所の汚れなら着られる場合もあるので、そういったことも考えながらチェックします。
また、お尻の部分は生地が薄くなりやすく、裾は端が擦り切れていることが多いので必ず確認し、傷みがないか、あっても修復可能な程度かをよく見て買います。
アンティーク着物は、長年の汚れやタンスの匂いが染み付いてしまっていることも多く、匂いにも注意が必要です。
サイズ
アンティーク着物はサイズが小さめなことが多く、特に裄(背中心からから袖口まで)は着付けで調節できないので、自分に合うサイズかどうか注意します。
丈は、自分の身長が基本の長さで、それより10センチ以上の誤差がある場合には、おはしょりで調節するのは難しいといえます。
また、アンティーク着物は袖の長さが今の着物と違うことが多いので、手持ちの長襦袢の袖に合うか、もしくは直して着ることが可能かどうかもチェックします。
アンティーク着物の特徴と購入する時に注意することのまとめ
アンティーク着物とは
・アンティーク着物とは、一般的には、明治時代から昭和初期の頃の着物のことを指す。
アンティーク着物の特徴
・アンティーク着物は、今の着物には無い模様や大胆な色使いに特徴があり、個性的な着物が着たい人に人気。
・アンティーク着物の袖丈は色々な長さがあり、特に若い人の着物は今より袖丈が長い物が多い。
購入する時のチェックポイント
・汚れは着物全体を見て、シミやカビ、色焼けがないか確認し、匂いが染み付いてしまっていることも多いので、匂いにも注意。
・お尻の部分は生地が薄くなりやすく、裾は端が擦り切れていることが多いので必ずチェックし、傷みがないか、あっても修復可能な程度かをよく見る。
・アンティーク着物はサイズが小さめなことが多く、特に裄は着付けで調節できないので、自分に合うサイズかどうかを必ずチェックする。
・丈は、自分の身長が基本の長さで、それより10センチ以上の誤差がある場合には着るのが難しい。
・袖の長さが今の着物と違うことが多いので、手持ちの長襦袢の袖に合うか、もしくは直して着ることが可能かどうかもチェックする。