結婚式に色留袖を着てもいい?新郎新婦の両親の場合には

結婚式に、新郎新婦の両親として出席する場合には、母親は留袖を着るのが一般的です。

留袖には、黒留袖と色留袖がありますが、母親が色留袖を着て出席してもいいのでしょうか?

黒留袖と色留袖では何が違うのかと、新郎新婦の両親として出席する場合には、どちらがふさわしいかについてまとめました。

結婚式に色留袖を着てもいい?黒留袖とは何が違うの?

色留袖の着物の特徴と、黒留袖とのちがいについては次のようになります。

黒留袖と同じように、裾に華やかな裾模様が入っていて、黒以外の薄い色の留袖のことを色留袖といいます。

色留袖は、五つ紋付きなら黒留袖と同格の礼装、三つ紋や一つ紋ならば準礼装として着られます。

結婚式に、新郎新婦の両親として色留袖で出席するならば、五つ紋付きを着るのが礼儀といえます。

黒留袖と色留袖の違いは、黒留袖は既婚女性だけが着られる着物なのに対して、色留袖は既婚でも未婚でも着られる点です。

また、黒留袖は五つ紋付きで、礼装としての使い道しかありません。

色留袖は、三つ紋付きや一つ紋付きにすることもでき、その場合は準礼装として、もっと気軽な席にも着られます。

結婚式に新郎新婦の両親として出席する場合には、母親は色留袖を着てもいいのでしょうか?

色留袖は、五つ紋付きであれば、黒留袖と同格の礼装ですので、着物の格の点で言えば、母親が着ても何の問題もありません。

しかし、母親や伯母といった、ある程度の年齢のいった女性親族は、一般的には黒留袖を着るのが普通と思われています。

色留袖は、未婚の女性親族や若い既婚の女性が着ることが多く、母親が色留袖で結婚式に出席するのは、珍しいといえます。

五つ紋付きの色留袖なら、着物の格のうえでは問題ありませんが、やはり一般的には、未婚女性や若い既婚者の着るきものというイメージがあります。

また、色留袖は、三つ紋付きや一つ紋付きならば訪問着と同じように着られるため、地域や人によっては、黒留袖より格下と見ることがあるようです。

結婚式には、様々な出身地や年齢の人が集まりますので、新郎新婦の両親として出席するのあれば、黒留袖を着るのが無難といえます。

色留袖の特徴と黒留袖との違い

・黒留袖と同じように、裾に華やかな裾模様が入っていて、黒以外の薄い色の留袖のことを色留袖という。

・色留袖は、五つ紋付きなら黒留袖と同格の礼装になり、三つ紋や一つ紋ならば準礼装として、もっと気軽な席にも着られる。

・黒留袖は既婚女性だけが着られる着物だが、色留袖は既婚でも未婚でも着られる。

母親の色留袖はNG?

・五つ紋付きの色留袖ならば、黒留袖と同格の礼装なので、着物の格の点で言えば母親が着ても問題ない。

・しかし、母親や伯母といった女性親族は、一般的には黒留袖を着るのが普通と思われていて、母親が色留袖で出席するのは珍しい。

どうして母親は黒留袖が多いの?

・色留袖には、未婚女性や若い既婚者のイメージがあり、五つ紋付き以外なら準礼装にもなるため、地域や人によっては、黒留袖より格下と見ることがある。

・結婚式には、様々な出身地や年齢の人が集まるので、新郎新婦の両親として出席するのあれば、黒留袖を着るのが無難といえる。