サイズの合わない母親から受け継いだ留袖や、着られなくなった留袖は、帯にリメイクすることをお勧めします。
着物から帯へのリメイクは、昔からよく行われてきたもので、普通の帯とは雰囲気の違った帯が作れて面白いものです。
留袖を帯にリメイクする場合には、どんな帯が作れるのかや、リメイクする時の注意点についてまとめました。
目次
着ない留袖の利用法、着物リメイクにどんなものがあるの?
着物のリメイクでは、一般的には次のようなものが多く作られています。
着物リメイクでできるもの
着物のリメイクは、ブラウスやスカート、ワンピースなどの洋服にすることが多く、業者もたくさんあります。
自分でリメイクする場合は、クッションカバーやバッグなどの日用品に作り変える人が多いようです。
最近では、日傘にリメイクしてくれる業者もあり、気に入った着物の柄を日常に使えるので人気があります。
どんな帯が作れる?
着物から帯へのリメイクは、昔から行われていて、一般的な着物の再利用法と言えます。
着物の柄や状態によっても違いますが、袋帯、名古屋帯、半幅帯を作ることができます。
帯へのリメイクで一番多いのは名古屋帯で、袋帯の場合には、別の布を足したり、柄によっては二部式にする必要がでてきます。
着られなくなった留袖の利用法、リメイクするなら帯がお勧め
留袖をリメイクするのに帯がお勧めの理由と、帯にする時の注意点は次の通りです。
留袖のリメイクは帯がお勧めの理由
着物のリメイクで一番多いのは洋服ですが、黒地に豪華な柄が入った黒留袖は、気軽に普段着として着るのは難しいと言えます。
ワンピースなら、パーティードレスのようになって豪華ですが、やはり着て行く場所や機会が限られてきます。
数万円かけてリメイクして、一度しか着ていないということになるよりも、帯にする方が、着物好きな人には使う機会が多くなります。
帯を作る時の注意点
着物を名古屋帯や袋帯にリメイクする場合には、お太鼓の部分は、通常は袖の部分から取りますが、留袖は袖に柄が入っていません。
留袖の場合には、お太鼓部分を裾模様から取るしかないのですが、柄の入り方によってはそれが難しかったり、着物の時の折り筋が残ってしまったりします。
留袖によっては、お太鼓やお腹の部分の柄の出方に妥協したり、帯幅の狭い半幅帯にしたりすることも必要で、業者とよく相談することをお勧めします。
着られなくなった留袖の利用法、帯へのリメイクのまとめ
着物リメイクでできるもの
・着物のリメイクは、帯の他に、ブラウスやスカートなどの洋服、クッションやバッグなどの日用品が多く、最近では日傘にする業者もある。
どんな帯が作れる?
・着物からの帯へのリメイクは、着物の柄や状態によっても違うが、袋帯、名古屋帯、半幅帯を作ることができる。
・帯へのリメイクで一番多いのは名古屋帯で、袋帯の場合には、別の布を足したり、柄によっては二部式にする必要がある。
留袖のリメイクは帯がお勧めの理由
・黒地に豪華な柄が入った黒留袖は、気軽に普段着として着るのは難しく、あまり着る機会が無いので、帯にした方がたくさん使える。
帯を作る時の注意点
・着物を名古屋帯や袋帯にリメイクする場合には、お太鼓の部分は通常は袖の部分から取るが、留袖は袖に柄が入っていないので、裾模様から取る。
・裾模様の入り方によっては、お太鼓にきれいに柄を納めるのが難しかったり、着物の時の折り筋が残ってしまうことがある。
・留袖によっては、お太鼓やお腹の部分の柄の出方に妥協したり、帯幅の狭い半幅帯にしたりすることも必要で、業者とよく相談するのがお勧め。