アンティーク着物の補修、汚れや傷みはどこまで直して着られる?

アンティーク着物を買った時に、シミなどの汚れや、小さく破れたりしていることはよくあることです。

それでも気に入って買ったアンティーク着物ならば、なんとか補修して着たいものです。

アンティーク着物に多いトラブルと補修の方法、補修が難しい着物の状態などについてまとめました。

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アンティーク着物に多い汚れや傷みと、その補修のやり方は?

アンティークの着物に多くみられる汚れや傷みには、どのようなものがあり、どうやって補修したらいいのでしょうか。

シミや色褪せ

アンティーク着物は古着ですので、元の持ち主が着ていた時のシミや、日焼けによる色褪せがあることが多いです。

また、保管の状態が悪かったため、カビが生えてしまっているものも見られます。

シミやカビは、家庭で処置したり、染み抜きに出すことできれいにできる可能性がありますが、色褪せ部分は、専門の業者に補修してもらう必要があります。

縫い目のほつれ

古い着物は、脇などの縫い目がほつれてしまっていることがあります。

補修は、袷の着物の場合はいったん裏地を外し、ほつれた部分を縫いなおしてから、また裏地を縫い付けます。

虫食いや破れ

アンティーク着物に多いのは、虫食いの穴や、どこかに引っかけたような小さな裂け目が開いていることです。

こちらも、裏地を外してから、当て布をして穴や破れた部分をふさいだり、かけはぎをすることで目立たなくできます。

アンティーク着物の汚れや傷みはどこまで直して着られる?

アンティーク着物に限らず、着物には染み抜きやかけはぎといった、補修のための技術が昔からあります。

しかし、着物の状態によっては、補修にお金がたくさん掛かったり、補修自体が難しい場合があります。

補修が難しい着物

アンティーク着物で補修が難しいのは、シミや色褪せなどの範囲が大きい場合です。

また、着物全体の生地が傷んで薄くなってしまっている場合には、生地が裂けてしまう恐れがあるので、補修はできません。

自分で直せる範囲は?

穴の開いた場所にもよりますが、小さな虫食いや破れ、ほつれなどは、少し器用な人ならば、自分で直すことができます。

カビやシミの処置は自分でできる場合もありますが、アンティーク着物の汚れは古いものなので、家庭での処置では落とせないこともあります。

完璧な修復にこだわらず、着た時に目立たない程度に補修できれば良いと考え、自分なりのやり方を工夫するのもアンティーク着物の魅力のうちです。

アンティーク着物に多い汚れや傷み、補修のやり方のまとめ

アンティーク着物に多い汚れや傷みと補修のやり方

・シミやカビは、家庭で処置したり、染み抜きに出すことできれいになる可能性があるが、色褪せ部分は、専門の業者に補修してもらう必要がある。

・縫い目がほつれている場合には、袷の着物はいったん裏地を外し、ほつれた部分を縫いなおしてから、また裏地を縫い付ける。

補修が難しい着物

・アンティーク着物で補修が難しいのは、シミや色褪せなどの範囲が大きい場合。

・着物全体の生地が傷んで薄くなってしまっている場合には、生地が裂けてしまう恐れがあるので、補修はできない。

自分で直せる範囲は?

・小さな虫食いや破れ、ほつれなどは、少し器用な人ならば、自分で直すことができる。

・カビやシミの処置は自分でできる場合もあるが、アンティーク着物のシミは古いものなので、家庭での処置では落とせないこともある。

・完璧な修復にこだわらず、着た時に目立たない程度に補修できれば良いと考え、自分なりのやり方を工夫するのもアンティーク着物の魅力のうち。

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