着物を着た時には、着崩れなどを防ぐために、歩き方にも気を配る必要があります。
また、着物の歩き方や立ち居振る舞いをきちんと覚えたい人には、着物ウォーキングのレッスンもお勧めです。
着物を着た時の歩き方の基本と、着物ウォーキングのレッスンについてまとめました。
目次
着物ウォーキング、洋服と同じではいけない理由と歩き方のコツ
着物を着た時に歩き方に気を付けなければいけない理由と、きれいな歩き方のコツは次のようになります。
歩き方に気を付ける理由
着物は、洋服と比べると動きにくく、着崩れがしやすい衣服ですので、動き方に気を配る必要があります。
特に歩き方は重要で、江戸時代の人は、着物がはだけないように、同じ側の手と足を同時に出して歩く「なんば歩き」で歩いていました。
現代ではなんば歩きの習慣はなくなりましたが、歩き方に気を付けないと着物の裾がはだけて見た目が悪く、着崩れもしやすくなります。
着物での歩き方のコツ
着物での歩き方の基本は、歩幅を狭くとること、重心をつま先にかけること、内またで歩くことの3つです。
歩幅は、前に出した足の踵と後ろにある足のつま先の間隔が、10センチくらいになるようにします。
草履は、鼻緒を足の指でしっかりとつかみ、草履を引きずったリ、パタパタと音を立てないようにします。
室内での歩き方とマナー、着物ウォーキングのレッスンについて
着物を着た時の、室内での歩き方とマナー、着物ウォーキングのレッスンについては次の通りです。
室内での歩き方とマナー
室内では、足の裏を床から離さないようにして、軽く擦るような感じで、すり足で歩くのが基本です。
和室の場合には、畳のヘリを踏まない、座っている人の前を横切らないのがマナーです。
畳のヘリを踏まないのは、昔は畳のヘリに家紋を入れていたためで、他家の家紋を踏まないようにとの配慮から習慣になったものです。
着物のウォーキングを受けられる教室はある?
一部の着物教室では、着付けだけでなく、ウォーキングなどの立ち居振る舞いを教えてくれる所があります。
初心者向けの着付けのコースに含まれている場合が多いですが、なかには、短期的なウォーキング教室を開催している教室もあります。
浴衣を着ることの多い夏場に開催していることが多く、各教室のホームページなどで確認してみると良いでしょう。
着物のきれいな歩き方とウォーキングのレッスンについてのまとめ
歩き方に気を付ける理由
・着物は、洋服と比べると動きにくく、着崩れがしやすい衣服なので、動き方に気を配る必要がある。
・特に歩き方は重要で、気を付けないと着物の裾がはだけて見た目が悪く、着崩れもしやすくなる。
着物での歩き方のコツ
・着物での歩き方の基本は、歩幅を狭くとること、重心をつま先にかけること、内またで歩くことの3つ。
・前に出した足の踵と後ろにある足のつま先の間隔が10センチくらいになるようにし、草履を引きずったリ、パタパタと音を立てないように歩く。
室内での歩き方とマナー
・室内では、足の裏を床から離さないようにして、軽く擦るような感じで、すり足で歩くのが基本。
・和室の場合には、畳のヘリを踏まない、座っている人の前を横切らないのがマナー。
ウォーキングを受けられる教室
・一部の着物教室では、着付けだけでなく、ウォーキングなどの立ち居振る舞いを教えてくれる所がある。
・初心者向けの着付けのコースか、短期的なウォーキング教室を開催している所もあり、ホームページなどで確認してみると良い。