着物を外国人に説明する時に覚えておきたい基本の知識

日本の伝統的な衣装であり、伝統工芸として海外でも認められている着物は、外国人にも人気があるようです。

しかし、いざ外国人に着物がどんなものか説明しようとしても、そもそも着物の知識に乏しかったりして上手くいかないことも多いようです。

着物を外国人に説明する時に必要な基本の知識と、着物の説明の時に使える簡単な英単語について調べました。

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着物を外国人に説明する時、知っておきたい基本の知識

着物と帯の基本知識

着物と帯には、友禅染などの染めの技法で作られたものと、大島紬などの織りの技法で作られたものがあります。

一般的には、着物は染めの方が格が高く、帯は織りのものが格が高いとされています。

着物は、10月から5月の間は袷(あわせ)を、7,8月は透ける着物を、初秋と初夏には単(ひとえ)の着物を着る決まりです。

着物や帯の柄は、一年を通して着られる古典柄の他に、花などの季節を表したものが多くありますが、実際の季節よりも早めに身に着けるのが粋とされています。

袖の長い振袖は未婚女性の正装、既婚女性は留袖が正装になります。

着物の歴史

日本人の衣服は、飛鳥時代や奈良時代には、唐の衣服を模倣したものが主流でした。

平安時代になって、唐の模倣でない日本独自の衣装に発達していき、現代の帯や着物の形に近くなったのは江戸時代に入ってからです。

現在、女性の帯結びのスタンダードともいえるお太鼓結びは、江戸後期に流行した帯の結び方です。

着物を外国人に紹介する時に使える英単語は?

着物のことを外国人に説明する時、帯や足袋といったものはなんと言ったら通じるのでしょうか?

英語でそのまま通じるものや、どんなものか説明するための簡単な英語について調べました。

着物と帯

着物は、そのままkimonoと表現すれば、たいていはそのまま通じます。

着物という言葉を知らない外国人には、「japanese traditional garment」と言えば、日本の伝統的な衣装という説明になります。

帯は「belt」というよりも、「sash」といった方が使い方の意味が近く、伝わるようです。

ちなみに「後で結ぶ」は、「tied at the back」と言います。

足袋

足袋は日本独自のものですので、足袋に対する英語というのはありません。

足袋がどんなものか説明するには、「split-toe socks」で、つま先の割れた靴下という意味の説明になります。

草履

足袋と同様に、草履に関しても、対する英単語というものはありません。

「traditional footwear」で、伝統的な履き物という意味になります。

着物を外国人に説明するための知識まとめ

基本知識

・着物と帯には、友禅染などの染めの技法で作られたものと、大島紬などの織りの技法で作られたものがある。

・着物は季節によって袷や単を着る決まりがあり、季節を表す柄は、実際の季節よりも早めに着る。

・袖の長い振袖は未婚女性の正装、既婚女性は留袖が正装。

・現在の着物と帯の形に近くなったのは江戸時代で、お太鼓は江戸後期の流行の帯結び。

着物に関する英単語

着物 kimonoまたはjapanese traditional garment

帯 sash

足袋 split-toe socks(つま先の割れた靴下)

草履 traditional footwear(伝統的な履き物)

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