振袖のふくら雀は結婚式では地味?そのメリットとアレンジ方法

ふくら雀は冬の膨らんだ雀の姿を表しているといわれ、未婚の女性にふさわしい、可愛らしい帯結びです。

しかし、最近では四重紐などを使った創作結びが主流で、結婚式にはふさわしくないと思っている人もいるかもしれません。

振袖のふくら雀は結婚式のお祝いの場にふさわしいかどうかと、アレンジやメリットについてまとめました。

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振袖のふくら雀は結婚式では地味?メリットは?

ふくら雀は結婚式でしてもいい?

振袖のふくら雀は、箱ひだを作ったお太鼓の山の左右から、手先で作った羽根が顔を出す可愛らしい帯結びです。

昔からある伝統的な帯結びで格式が高く、結婚式にもふさわしく、失礼に当たることはありません。

正面から見た時に、背中から覗く二つの羽根の先が、未婚女性の初々しさを引き立てる帯結びです。

ふくら雀のメリットは?

振袖の帯結びは、椅子に座った時に背もたれに帯が当たってしまうものが多く、座るのにはあまり適していません。

その点、ふくら雀は二重太鼓と同じように帯がつぶれる心配がないので、長い時間座っている結婚披露宴には楽でお勧めの帯結びです。

また、帯にたくさんひだを入れたり折ったりしなくていいので、帯を傷める心配が少ないのも良い点です。

張りのある昔からの良い帯を使う時には、ふくら雀のシンプルな形が帯の良さを引き立てます。

ふくら雀をアレンジして華やかにすることはできる?

ふくら雀の結び方は変えずに、簡単にアレンジする方法は次の3つです。

・根のひだを増やす

お太鼓から出る左右の羽根に、たくさんひだを入れるだけでも華やかな雰囲気になります。

羽根は通常二枚重なっているはずですので、上下に広げるように大きく見せるといいでしょう。

羽根が背中に沿うように形を整え、振袖の背中から浮いてしまわないように気を付けます。

羽根を倒して飾り紐をつける

二枚重なっている羽根のうち、左右どちらかの羽根の、上になっている一枚をお太鼓にかぶせるように手前に倒します。

倒した羽根の根本を飾り紐で結んだり、帯飾りをつけます。

背中に残る方の羽根を小さめに、倒す羽根を大きめに作ると、お太鼓に羽根がかかるバランスが良くなります。

帯揚げや帯締めを工夫する

帯揚げを前で花の形に結んだり、帯飾りをひとつつけるだけでも装いが華やかになります。

帯締めも、振袖用の装飾が付いたものにすると、簡単に華を添えることができます。

帯締めや帯飾りは手ごろな値段で手に入るものも多いので、手軽に雰囲気を変えたい時にお勧めです。

振袖のふくら雀は結婚式では地味?メリットとアレンジ方法まとめ

振袖のふくら雀は結婚式では地味?メリットは?

・ふくら雀は伝統的な帯結びで格式が高く、結婚式にも向いている。

・二重太鼓と同じように、背もたれにもたれても帯がつぶれる心配がないので、長い時間座っている結婚披露宴にお勧め。

・ふくら雀はたくさんひだを入れたりしないので、帯を傷める心配が少ない。

ふくら雀の簡単アレンジ

・二枚重なった左右の羽根を上下に広げて大きく見せ、ひだを増やして華やかにする。

・羽根の1枚をお太鼓にかぶせるように倒して、飾り紐や帯飾りをつける。

・帯揚げや帯締めの結び方を工夫したり、帯飾りをつけて華やかさを添える。

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