お母さんの振袖を着たい!40年前の振袖をきれいに着るには

自分の成人式で、お母さんが着た振袖を着たいと思う若い人もいるようです。

着物は、親から受け継いで着られる日本の伝統衣装であり、たとえ40年前のものでも、条件さえ整えばきれいに着ることができます。

40年前の振袖をきれいに着るにはどうすればいいのか、そのチェックポイントをまとめました。

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40年前の振袖、まずは自分が着られるサイズかのチェックを

40年前の振袖を着るには、まずはサイズがある程度自分にあってなくてはなりません。

ある程度の体形の違いは着付け方でカバーできますが、それにも限界がありますし、振袖は礼装ですので、あまりにサイズが合わないのはみっともないものです。

自分に着られるサイズかどうか判断するには、次のポイントをチェックします。

着物の丈は、基本的に自分の身長と同じ長さが必要で、それより10センチ以上短い場合には、おはしょりが取れないので着られません。

多少短いくらいなら、腰ひもを低い位置で結ぶことでおはしょりが出せますし、長い場合は、上にも折って帯の下に隠れる長さなら大丈夫です。

裄の長さは着付けでは工夫ができません。

普通に腕を下ろして、くるぶしが隠れるくらいが一般的な長さで、こればかりは短すぎるのも長すぎるのも見た目が悪いです。

振袖は礼装なので短くない方がいいのですが、くるぶしがギリギリ出るくらいなら、好みの範疇とも言え、許容範囲でしょう。

身幅

身幅は裾の合わせ方で多少の調節ができますが、なんとか着られても着崩れしやすかったりしますし、着物の方が小さい場合には限界があります。

振袖を着ていた40年前のお母さんと、体重が10kg以上の差がある場合には、着るのが難しいと思った方がいいでしょう。

40年前の振袖を着るためのサイズ以外のチェックポイントは?

40年前の振袖を着るためには、サイズ以外にも、次のことに注意が必要です。

着物の状態は?

振袖を明るい場所で広げてみて、シミやカビ、色褪せがないかをチェックします。

シミや汚れがある場合には、自己判断で処理すると着物を傷める恐れがありますので、必ず呉服屋さんなどのプロに相談します。

色褪せは染め直しなどのリメイクが必要で、お金や時間がかかりますし、範囲や場所によってはどうにもならないことがあります。

長襦袢や小物は?

長襦袢や裾除けなどの下着類、腰ひもや帯板などの着付け用の小物、半衿と伊達襟、帯揚げと帯締めなどは、すべて揃っているでしょうか。

特に長襦袢は、振袖とサイズが合っていないと着られませんし、振袖に合わせた色や柄で作るものなので、振袖とセットだと考えた方がいいでしょう。

長襦袢以外の小物は、無ければ新たに買い足せばよく、特に帯揚げなどは、現代的な好みのものを新しく揃えるのも良いと思います。

40年前の振袖をきれいに着るためのチェックポイントのまとめ

サイズが合うかのチェックポイント

・ある程度の体形の違いは着付け方でカバーできるが、振袖は礼装なので、あまりにサイズが合わないのはみっともない。

・着物の丈は、基本的に自分の身長と同じ長さが必要で、それより10センチ以上短い場合には、おはしょりが取れないので着られない。

・裄は、腕を下ろしてくるぶしが隠れるくらいが一般的な長さだが、短い場合は、くるぶしがギリギリ出るくらいなら許容範囲と言える。

・振袖を着ていた当時のお母さんと、体重が10kg以上の差がある場合には、着るのは難しい。

着物の状態のチェックポイント

・振袖を明るい場所で広げてみて、シミやカビ、色褪せがないかをチェックする。

・シミや汚れは、必ず呉服屋などのプロに相談して処理する。

・色褪せは染め直しが必要で、時間やお金がかかったり、場合によっては直せないこともある。

長襦袢や小物のチェックポイント

・長襦袢や裾除けなどの下着類、腰ひもや帯板などの着付け用の小物、半衿と伊達襟、帯揚げと帯締めなどがすべて揃っているか。

・長襦袢は、振袖とサイズが合っていないと着られないし、振袖に合わせた色や柄で作るものなので、振袖とセットだと考える。

・長襦袢以外の小物は、無ければ新たに買い足せばよく、特に帯揚げなどは、現代的な好みのものを揃えるのも良い。

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