着物が好きな40代のなかには、普段着としても着物を着たいと思う方もいると思います。
では40代の女性が家事をしたり、近所に買い物に行くときの普段着として着る場合にふさわしい着物には、どんなものがあるのでしょうか。
また、お友達との食事やショッピングなど、気軽な街着として着られる普段着の着物には、どんなものがふさわしいのでしょうか。
40代の普段着の着物の種類と、普段着ならではの、遊び心のあるアレンジした着方についてまとめました。
目次
家で過ごす普段着、40代にふさわしい着物とは
年齢にかかわらず、普段着とされている着物には小紋・紬・絣のほか、ウールや化繊でできた安価なものがあります。
お出かけ着ではなく、家事をしたりして日常的を過ごすための普段着でしたら、手入れのしやすいウールや化繊の着物がお勧めです。
ウールの着物
ウールの着物は、戦後の物不足の時に洋服用の布地を代用したことで生まれ、絣や縞、小紋の普段着が多く作られました。
丈夫でドライクリーニングができて価格も手ごろなので、あまり汚れを気にせずに着ることができ、家での普段着にお勧めです。
ウールや化繊でできた縞の着物などは、40代以降の普段着として見た目も粋ですし、名古屋帯や半幅帯を締めて気楽に着られます。
化繊の着物
最近は、洗える化繊の着物も多く出回っていて、なかには洋服と変わらない値段のものもあります。
化繊の着物は洗濯機でザブザブ洗えますし、価格も安いので、汚れや傷みを気にせず着ることができます。
柄や色などのバリエーションが豊富にありますが、40代は小紋の着物に名古屋帯を合わせるといいでしょう。
お出かけもできる普段着の着物と、普段着ならではのアレンジ
40代がショッピングなどで着る普段着は、小紋や紬の着物に名古屋帯が一般的です。
次のようなアレンジも加えると、普段着ならではの気楽な着方として着物を楽しむことができます。
半襟や足袋
近頃は白一色でなく、刺繍やビーズを施した半襟や、柄の入った足袋を多く見かけるようになりました。
全体の色味が暗くなりがちな大島紬などは、柄の入った足袋や半襟を使うと地味になりすぎず、40代でも楽しく着こなせます。
縞や水玉などの洋服地を、自分流に半襟にアレンジするのもお勧めです。
着物や帯の一色に合わせると、統一感が出てうまくまとまります。
バッグと草履
着物を普段着として着るなら、和装のバッグにこだわらず、普通の洋服用のバッグを持つ方が普段着らしく着られます。
肩にかけられないくらいの、持ち手が短い小ぶりなハンドバックなら、意外にどんなものでも着物と合います。
普段着の場合は、草履は踵が低めなのが一般的です。
帽子
ショートヘアで髪を結わない場合には、帽子をかぶると可愛らしくモダンにまとまるのでお勧めです。
ベレー帽や、ニットやウールなどの深めでつばの小さい帽子が着物には良く合います。
冬の寒い時期には防寒にもなって実用的です。
40代の普段着の着物、お勧めとアレンジまとめ
40代の普段着の着物、日常的に家で着るのにお勧めの着物は?
・40代の普段着の着物には、小紋・紬・絣のほか、ウールや化繊などがふさわしい。
・特にウールや化繊の着物は、安価で手入れも簡単なので家で着るのにはお勧め。
・ウールや化繊の着物には、名古屋帯や半幅帯を合わせる。
40代の普段着の着物、ちょっとした外出にふさわしい着物とアレンジは?
・ショッピングなどで着る普段着は、小紋や紬の着物に名古屋帯が一般的
・紬などの華やかさに欠ける着物は、刺繍やビーズを施した半襟や柄の入った足袋を使うと、40代でも地味になりずぎずに着られる。
・バッグは和装のものより、小ぶりで持ち手の短い洋装用のバッグを使う。
・普段着では、踵が低い草履を履くのが一般的。
・ショートヘアなら、帽子をかぶるとモダンな雰囲気が出てお勧め。