結婚式に振袖が着たい!でも8月に着るのは非常識?方法はある?

着物の決まり事では、7月と8月は絽や紗などの薄物の着物を着ることになっています。

成人式のために作った振袖は袷(あわせ)ですので、決まり事に従えば8月には着られない着物です。

では、夏の結婚式でも振袖を着たい場合には、どうすればいいのでしょうか。

8月の結婚式で袷の振袖を着るために必要な条件と、夏物の着物を着られる手段についてもまとめました。

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結婚式に振袖が着たい時、必ず確認したい条件とは

振袖を着るために必要な条件

8月は透ける薄物の着物を着るのが正式ですが、現代では着物を着る機会が減ってきましたので、振袖に限らず夏用の着物を持っている人が少なくなってきました。

結婚式場などの限られた場所であれば、夏場でも袷の着物を着ている人を見かけますし、ルール違反といった目で見る人もあまりいないようです。

ですので、8月の結婚式でも、成人式で作った振袖を着ることはまったくNGというわけではありません。

しかし、年配の方やご家庭によっては、昔からの決まり通りにきちんとして欲しいと思う方もいらっしゃいます。

友人の結婚式なら式を挙げるご本人に、自分の兄弟の結婚式なら両親や祖父母に、事前に相談して了承を得る気遣いは必要です。

暑さ対策に必要な条件

8月に振袖を着る場合に心配なのは、何と言っても暑さだと思います。

袷の着物はそもそも夏用ではありませんので、家や美容院から振袖を着て炎天下の中を出かけるのは、現実的ではありません。

往復は涼しいワンピースなどを着られるように、式場で振袖の着付けをしてもらえることが、8月の結婚式に振袖を着るには必須の条件と言えます。

そういった意味でも、式を挙げる方との事前の相談は必要です。

会場だけで着るのであれば、式場内は冷房がきつめなのが一般的ですのでなんとかしのげるかと思いますが、ある程度の暑さは覚悟しておきましょう。

一番下に着る肌襦袢や裾除けだけでも夏用の薄物を用意すると、いくらか涼しく過ごせます。

袷の振袖が着られない時、夏物の着物を着られる手段3つ

レンタルする

正式に夏物の振袖が着たいということであれば、レンタルするという方法もあります。

レンタルの業者によっては、絽などの夏物の振袖も扱っていますので、ネットなどで探してみるといいでしょう。

洗える着物を新調する

自分の兄弟の結婚式で、ある程度お金をかけてもいいということであれば、洗える着物を新調しても良いかもしれません。

洗える着物は化繊なので洗濯機で洗えますし、きちんとしたものを買えば見た目は正絹の着物と見分けがつきません。

洋服よりは高価ですし仕立てに1ヶ月はかかりますので、日にちとお金に余裕があり、着物が好きで今後も着る機会がある人にはお勧めです。

振袖にこだわらない

振袖は未婚女性の第一礼装とされていますが、未婚だからといって、必ずしも振袖を着なくてはいけないという決まりはありません。

絽や紗の訪問着なら、母親や親戚が持っていることもあります。

サイズさえ合うなら、そういった振袖以外の夏の着物を借りるのもひとつの手です。

8月の結婚式に振袖が着たい場合の条件と手段のまとめ

夏物ではない振袖を着るための条件

・8月は呂や紗の薄物を着るのが本来の決まりで、成人式の袷の振袖は着ない。

・結婚式場などに限れば最近は袷を着る人もいるが、式を挙げる主役や家族に事前に確認する。

・往復は涼しい洋装で移動できるように、式場で着付けしてもらえることが必須条件で、事前の確認が必要。

・襦袢や裾除けだけでも夏物を用意するといくらか過ごしやすい。

夏物の着物を着るための手段3つ

・夏物の振袖をレンタルする。

・洗える着物を新調する。

・振袖にこだわらず、夏物の訪問着などを身近な人から借りる。

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